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平成28年社会医療診療行為別統計の概況 ほか 【医療情報誌「CLIENT」2017年10月号のご紹介】

2017.10.1

8月23日に開催しました「税務調査対策セミナー」では、税務調査についての基礎知識から調査における重要論点、実例から見る傾向と対策などをお伝えいたしました。今後もテーマ別にセミナーを開催して参りますので、ご興味・ご関心がありましたら、ぜひご参加ください。

<CLIENT 2017年10月号 目次>

  • 税額予測の見方について~10月20日(金)お申込み分まで無料です(標準契約の場合)
  • 設備投資のご予定について~10月20日(金)までにご回答ください
  • 税務調査のポイント(1)
  • 平成28年社会医療診療行為別統計の概況
  • 国民年金の改正について

以下では、社会医療診療行為別統計の概況についてご紹介します。CLIENT2017年10月号紙面と合わせてご参考ください。

平成28年 社会医療診療行為別統計の概況

厚生労働省は「平成28年 社会医療診療行為別統計」を2017年7月に発表しました。そのなかの「歯科診療」の統計結果は、歯科の1軒あたり点数は1,237.9点で、平成27年に比べ9.9点、0.8%象かしていることが分かりました。また、1日あたり点数は680.0点で、平成27年に比べ12.9点、1.9%増加しています。

(1)社会医療診療行為別統計とは?

社会医療診療行為別統計とは、医療保険制度における医療の給付の受給者に係る診療行為の内容、疾病の状況などを明らかにするために厚生労働省が実施している調査です。

平成28年分の調査は、全国の保険医療機関及び保険薬局から、社会保険診療報酬支払基金支部及び国民健康保険団体連合会に提出され、平成28年6月審査文として審査決定された医療保険制度の診療報酬明細書及び調剤報酬明細書のうち「レセプト情報・特定健診等情報データベース」に蓄積されているもの全てを集計対象としています。

(2)診療行為の状況

1日あたり点数について

1日あたり点数は680点で、前年の平成27年に比べ2.9点、1.9%増加しています。診療行為別に見ると、「歯冠 修復及び欠損補綴」253.5点(構成割合37%)が最も高く、次いで「処置」130.1点(同19%)、「初・再診」87.4点(同13%)の順となっています。

年齢階級別の1日あたり点数について

年齢階級別の1日あたり点数は、「75歳以上」715.8点が最も高く、次いで「15~39歳」683.5点となっており、「0~14歳」629.7点が最も低くなっています。「15~39歳」が2番目に高いのは、歯科矯正の割合が他の年齢階級と比較して高いためと思われます。

一般医療と後期医療の比較

診療行為別の構成割合をみると、後期医療は一般医療と比べ「在宅医療」及び「歯冠修復及び欠損補綴」の割合が高く、「処置」の割合が低くなっています。75歳以上の後期高齢者になると、通院することが困難になるため、在宅医療が一般医療に比べ多くなっているようです。

(3)歯科診療10年前との比較

社会医療診療行為別統計の2006年と2016年のデータを比較してみると、診療行為のなかで、在宅医療やリハビリテーションの伸びが著しいことが分かります。一方、歯冠修復及び欠損補綴は、2割減となっています。

少子高齢化といった社会状況の変化が、診療行為にも反映されていることが読み取れます。今後もこうした状況が続くとみられますので、各世代ごとの特徴を捉え、適切に診察することが求められています。



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