歯科衛生士の退職によりスポットで補充を考えているのですが、歯科衛生士の派遣は法律で禁止されています。そこで、「HANOWA」というサービスなら可能だと聞きましたが、派遣との違いを教えてください。 |
HANOWAとは、空いた時間を活用して働きたい医療従事者と人手不足を解消したい歯科医院をマッチングするサービスです。歯科医師、歯科衛生士、歯科技工士といった医療従事者は、労働者派遣法で派遣行為が禁止されています。HANOWAはあくまで、歯科医院と働き手とを紹介する場を提供しているだけなので、雇用関係は歯科医院と働き手にあり、派遣とは異なる雇用形態となります。 |
■ HANOWAを利用するメリット
- スポットでの雇用が可能
急遽、歯科衛生士を補充したい場合やスキマ時間など、医院の状態に合わせて必要な時に自由に雇用ができる。 - スポットでの勤務のため、雇用後のミスマッチが起こりにくい
常勤として勤務しないため、常勤として雇ったのにすぐに辞めてしまう、ということもありません。
※双方の合意で常勤やパートとして雇用することも可能です。 - 賃上げ促進税制の適用判定給与に含まれる
通常の派遣の場合は含まれませんが、HANOWAの場合は直接雇用となるため賃上げ促進税制の判定の際、給与に含めて算定します。
■ 利用する上での注意点
- 歯科医院と働き手とで雇用契約を結ぶため、支払う報酬については給与課税の対象となります。給与支払い時に源泉徴収することと、源泉徴収票の発行が必要となります。
※源泉徴収票はHANOWAのサイトより出力することが可能です。 - 雇用契約を結ぶ以上、労働条件通知書や雇用契約書を用意することが必要になります。
- HANOWAは日雇いの扱いとなるため、丙欄にて源泉所得税の納付をする必要があります。
【納付書記入例】
HANOWAについてのお問い合わせが多くなっております。HANOWAをご利用の場合には、給与課税の対象になることから源泉徴収と納付の義務があります。