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会計税務スタッフの副業・兼業について

2022.4.28

Question 副業を希望しているスタッフがいますが、副業を認めないといけないものでしょうか。
Answer スタッフが副業・兼業をしたい理由は何なのか話し合いを行い、双方 が働きやすい環境を作るとともに、副業・兼業によるトラブル回避のた めに、予め医院・クリニックで副業・兼業に関するルールを定めておく ことが重要です。

最近は副業を希望するスタッフも増えてきています。 厚生労働省の「副業・兼業の促進に関するガイドライン」では、裁判例をとりあげ、労働者が労働時間以外の時間をどのように利用するかは、基本的には労働者の自由であり、各企業においてそれを制限することが許されるのは下記のような場合と解されております。

  1. 労務提供上の支障がある場合
  2. 業務上の秘密が漏洩する場合
  3. 競業により医院の利益が害される場合
  4. 医院・クリニックの名誉や信用を損なう行為や信頼関係を破壊する行為がある場合

上記以外の場合、基本的に厚生労働省は、2018年に改定されたモデル就業規則でも「労働者は、 勤務時間外において、他の会社等の業務に従事することができる。」とされており、副業・ 兼業を促進しています。

■医院・クリニックにできる対策とは?

副業を許可制にして、予め就業規則などで許可の基準を定めておくことが重要です。 例えば、スタッフの心身や体調に悪影響があると医院・クリニックが判断した場合には副業を許可しない等のルールを設け、定期的に副業の業務内容や労働時間などを報告してもらうことによりスタッフの健康管理はもちろん副業の内容を確認できるようにしておきます。

スタッフが副業・兼業をしたい理由は何なのか話し合いを行い、双方が働きやすい環境を作るとともに、副業・兼業によるトラブル回避のために、予め医院・クリニックで副業・兼業に関するルールを定めておくことが重要です。

厚生労働省で副業・兼業のモデルケースやスタッフに提出してもらう届出などの様式例を提供しております。 下記URLでご確認ください。

■ 厚生労働省 副業・兼業■
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000192188.html

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