オンライン資格確認システムの導入を検討しています。導入に係る費用も決して安い物ではありません。助成金等はございますでしょうか。 |
2020年11月27日に厚生労働省より発表があり、時42.9万円を上限にその他の費用については実費補助とする発表がありました。 |
CLIENT9月号(医療保険のオンライン資格確認)でご案内いたしました通り、診療所では顔認証付きカードリーダーが1台無償提供され、その他の費用も、42.9万円を上限に3/4補助するとしていました。
しかし、2021年3月末までに医療機関・薬局の6割程度で、オンライン資格確認等システム(マイナンバーカードの保険証利用)の実施に必要な顔認証付きカードリーダーが導入されることを目指している中、2020年10月18日時点で申込率が15.3%にとどまっています 。
このため、2020年11月27日に厚生労働省より発表があり、上限は42.9万円とそのままですが、その他の費用については実費補助とする発表がありました。
その他の費用は、以下の通りです
①オンライン資格確認の導入に必要となる資格確認端末(パソコン)の購入・導入
②ネットワーク環境の整備
③レセプトコンピュータ、電子カルテシステム等の既存システムの改修等<
消費税分(10%)も補助対象であり、上記の上限額は、消費税分を含む費用額
補助対象の機関
2021年3月末までに顔認証付きカードリーダーを申込んだ医療機関、薬局が対象です。
顔認証付きカードリーダーの導入をご検討の方は、お早目にお手続きをお願い申し上げます。
導入に関するQ&A
既に申込済みの場合は対象外なのでしょうか。
A:既に申込済みの保険医療機関等も対象となります。
申請はどのタイミングで行えばよいのでしょうか。
A:補助金の交付申請は、顔認証つきカードリーダーの導入、オンライン資格確認の導入に必要となる資格確認端末の購入、保険医療機関等職員への実施指導等、必要な全ての交付対象事業完了後にまとめて申請してください。補助金申請までの流れは以下の表をご参考ください。
参考:厚生労働省「オンライン資格確認の導入について(医療機関・薬局、システムベンダ向け)