医院を成長させるために、効果的な目標のたて方はありますか? |
目標達成のためには、「増加させるべき患者数」や「金額」等の具体的数値を目標とすることにより達成しやすくなります。 |
目標をたてる場合には、「今年は昨年よりも10%収入をあげるぞ」等といった大まかな設定ではなく、「1日当たりの患者 数を10%増加させる」や「患者さん一人当たりの平均点数を10%増加させる」といった先生自身がイメージしやすい数値 まで目標をダウンサイジングすることにより、現実的な第一歩が踏み出しやすくなります。
【現状】・1ヶ月平均レセプト枚数 650枚 ・平均通院回数 1.5回 ・1ヶ月の延べ患者数 900人
900人×1人平均650点=1ヶ月収入 585万円
585万円×12ヶ月=年間収入 7,020万円
【10%増収目標】
① 患者数を10%増加させる。
1ヶ月900人の患者さん ⇒ 1日40人/月22日換算を1日44人に増加させる。
→ 増患戦略が必要になります
② 診療時間を10%増加させる。
1日7.5時間の診療時間 ⇒ 8.25時間へ増加させる。
→ スタッフの増員やシフトの調整等が必要になります。
③ 平均点数を10%増加させる。
1人平均650点の診療点数を10%増加させる ⇒ 一人平均715点に増加させる。
→ スタッフの増員や、検査・指導をスムーズに行う体制強化が必要となります。
④ 保険収入はそのままで自費収入を10%増加させる。
→ 自由診療を患者さんに選択してもらう為には、カウンセリング体制強化やスタッフへの指導が必要となります。
目標をダウンサイジングすることにより具体化され、それに対する対策も明確になります。
人数・点数・日数の具体的目標を決め(Plan)、行動する(Do)、そしてその効果を検証し(Check)、改善する(Action)。
PDCAサイクルを回すことにより、医院は成長していくでしょう。