情報誌CLIENT2022年10月号では、新型コロナウイルス感染症の賃金補填制度や最低賃金の引上げ等についてのご連絡を掲載しております。その中から、オンライン資格確認の状況等について本ページでご紹介いたします。
<CLIENT 2022年10月号 目次>
- オンライン資格確認の状況等
- 楽しい給与計算 社会保険料の変更
- 新型コロナウイルス感染症の賃金補填制度について
- ものづくり補助金採択後について
- 最低賃金引き上げについて
- 投資設備のご予定について~10月14日(金)までにご回答ください~
オンライン資格確認の状況等
2022年5月の厚生省社会保障審議会医療保険部会で2023年4月から保険医療機関・薬局におけるシステム導入について原則として義務化することを示されました。
オンライン資格確認等システムに必要な顔認証付きカードリーダーの設置を既に申し込まれた医院・クリニックも多いと思いますが、オンライン資格確認等の現状と、まだ申請されていない先生方へ補助金の申請期限をご紹介していきます。
医療機関・薬局におけるオンライン資格確認の導入状況(8月21日時点)
下記の各表からもわかるように、医科・歯科ともに診療所の導入が少ない状況です。
顔認証付カードリーダーの申込件数(表1)でやっと全体の半数を超えている状況で、実際に運用を開始されている診療所は2割にも満たないのが現状です。
導入に対する補助を拡充
対象者
2022年12月末までに顔認証付きカードリーダーの申込を行い、かつ、2023年2月末までにシステム事業者と契約を結んだ医療機関・薬局
※補助金交付の申請期間は、変更なく2023年3月31日までに補助対象事業を完了させ、2023年6月30日までに申請となりますのでご注意ください。
補助額
42.9万円を上限に実費補助Q&A
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顔認証付きカードリーダーを2台持ちたいのですが可能でしょうか。
→無償提供されるのは診療所の場合、1台までとなります。2台目以降は実費にて導入が必要です。 医療機関コードに対しての提供となりますので、医療法人で診療所別に医療機関コードを取得されている場合は、診療所ごとに申込が可能です。
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導入費用をリースまたは割賦契約で購入しようと思うが、補助の対象でしょうか。
→リース・割賦契約は補助金申請の対象外となります。 -
既に32.1万円の上限時に申請したのですが、再度申請は可能でしょうか。
→再申請はできません。ただし、既に申請された医療機関・薬局も42.9万円の上限になるように特例を設ける動きがあるようです。